2023年11月2日木曜日

自宅でオイル交換(2回目)

はい、ということで昨年に引き続き2回目の自宅でオイル交換である。

昨年は年末あたりに行ったが、今回は4月にディーラーで1年点検を受けそのときにオイル交換もしてもらったので、その半年後の10月に作業した。で、4月に入れてもらったオイルは久々の純正SELENIA K PURE ENERGY 5W-40だったので、フィルターを交換しない今回は当然のようにSELENIA K PURE ENERGY 5W-40をネット通販で入手しこれを入れることにした。


約1年ぶりにオイルチェンジャーなどの交換セット(?)を引っ張り出し準備を始める。今回は10月ということもありそこそこ気温も高く、数分のアイドリングだけでそれなりにオイルが温められたようなので、直ぐに交換作業を始めることができた。

抜き取ったオイルを見ると全量抜けたよう。

続いて新油を注入。

廃油はこのようにして燃やせるゴミとして捨てる。


今回も滞りなく簡単に交換作業が終了した。ま、後片付けがちょっと面倒なんだけどね・・・灯油やブレーキクリーナーなどを使い綺麗にして次回に備えなければならない。

でもって、純正のSELENIA K PURE ENERGY 5W-40(以下セレニア)だが、この半年使ってみての感想は悪くないというより、寧ろ好感触であった。それまでのMotul 8100 X-clean gen2 5W-40(以下モチュール)と比べるとほとんど差がないように感じた。以前のセレニアは2~3ヶ月(特に春から夏にかけて)でヘタリを感じ始めてしまい、他に何か良いオイルはないかと同じACEA C3のモチュールにスイッチ。結果「これはセレニアなんかより全然いいぞ!」と、モチュール以外ありえないみたいな感じになったのだが、今のセレニアは以前のに比べ成分に変化があるのかかなりモチュールに寄せた感触なのである。もちろん素人の戯言レベルだが、ネット通販で楽に入手できることもあり、しばらくはこの新生(?)セレニアで行ってみたいと思う今日この頃である。

2023年10月17日火曜日

ついに、やっと・・・

・・・お陰様で10万キロ達成である。

2009年6月7日に納車され14年4ヶ月1週間を経た2023年10月14日、その時を迎えた。今どき総走行距離10万を超えたクルマなんてそんなに珍しいものではないかもしれない。なので、ちょっと大げさに聞こえるかもしれないが、自分が所有してきたクルマで10万を超えたのはこの500が初であり、年甲斐もなく少しばかり舞い上がっているw

それでは記念すべきゾロ目、キリ番、ミラーを連発で・・・



今までもゾロ目とかキリ番を撮影したことはあるが、今回はなんか重みが違う・・・ま、完全に自己満足なんだけどね、うんうん(笑)。

でもって、せっかくの10万キロだからそれを記念して記念品を入手(もちろん自費でw)。
ブルーグレー地に白いステッチの前期モデルが施された二つ折りの財布。この財布、かなり前にも発売されていて買おうかどうしようか迷っているうちに売り切れてしまった記憶がある。しばらく見なかったものの、最近になってまた売られていたのでこれを機会に購入。仕方がないことだけど、前期モデル関連のグッズってかなり少なくなってしまったようで、オーナーとしてはちょっとばかり寂しいね。


てな感じで無事10万キロを迎えたウチの500にはこれからも元気に走り回ってほしいと思う秋の昼下がりであった。

2023年5月30日火曜日

気になるアクセ -その2- モバイルホルダー

今回はアクセと言うより実用品と言えるモバイルホルダーである。前回のカラードットキャップと同じイブコーポレーションの製品。

500の場合、スマホなどをマウントするのに最適なホルダーがなかなか見つからなかったのだが、このモバイルホルダーは500のために作られたアイテムだ。ご存じのように500は前期型と後期型があり、外観だけでなくダッシュボード周りにも若干の違いがある。そのためこのホルダーも前期向けと後期向けの2種類があり、ウチの500は2009年式なので、選んだのはもちろん前期向け(商品名:MHF-M2「トルクスロック」)である。

ネット通販で購入。イブコーポレーションお得意のお洒落な箱には本体以外に取付け用のネジ、L型ドライバー、クリーナーシート(粘着テープ貼付け個所脱脂用)、コードフック(充電ケーブルなどに)、そして取説が同梱されている。

取付けの詳細は公式にあるのでここでは割愛。要はダッシュボード助手席側の収納スペース上部にあるトルクスのネジを外し、ホルダー本体の粘着テープで当該箇所に貼り付け、専用の長めのトルクスネジで共締めしてやるだけである(だから商品名にトルクスロックとあるんだな)。てな感じであっという間に取付け完了。

おー! これは素晴らしい! まるで純正アクセサリーみたい。ただ、当方がこのホルダーに装着したいのはスマホではない。年代物(?)のポータブルナビだ。ガーミンのnuvi 1360。もう10年以上前に入手したもので、今も現役で使っている。

なぜ今も手放せないかというと、車両アイコンにフィアット500があるからだ(笑)。いや、デフォルトで選択できるわけではなく、当時ガーミンファン達が立ち上げていたサイトで配布していたのだ。それをインストールして今まで使っている。既に地図の更新もなく2009年当時の地図(汗)であるが、やっぱりナビが壊れるまで手放せないよね、うんうん。500以外にも各国の現行車・旧車がラインアップされており、見ているだけで楽しかったのを思い出す。

今回特に心配だったのは、クレードルの奥行がカタログ値1.6mm、ナビの奥行もカタログ値1.6mmであること・・・ギリギリな予感。で、実際取付けてみたら、全く問題なし。ズレることはなく、もちろん外れそうになることもなくしっかりホールドされている。

ちなみに今まではダッシュボードに置くタイプのマウントを使用していたが、武骨だし最近では走行中にジ~って感じの小さなビビリ音も発生していた。

まだ日が浅いから、耐久性などの評価はできないが、粘着シートとネジでがっちり取り付けられているし、ヤワなものではないだろう。500前期モデル専用というちょっと(かなり?)マニアックな製品で、ゆえにちょっと高価でもある。しかしカタログモデルとして売られているのは有難い限りである。

2023年5月23日火曜日

気になるアクセ -その1- カラードットキャップ

2009年6月に購入したウチの500。まもなく丸14年を迎える。その14年を記念して・・・というわけじゃないが、以前からなんとなく気になっていたアクセサリーを500に取り付けてみることにした。それはイブコーポレーションのカラードットキャップだ。

500乗りなら説明するまでもないと思うが、リアナンバープレート両脇4か所の無粋な黒い純正ゴムキャップをお洒落に変身させるためのアイテムだ・・・なんか大げさだな(笑)。

選んだカラーはCDC-676(グレー)。このグレーはアバルトのグリジオ カンポボーロと同色のようだ。ウチの500はチャチャチャ アズールなのでそれを選びたいところだが、もともと設定がない。未塗装タイプならあるので、そいつを購入して自分でチャチャチャ アズールに塗る手もあったが、面倒臭い。それにボディのチャチャチャ アズールと微妙に色が違えば、そのわずかな色の差が妙に目立つことになるだろう。だったら最初から全く違う色にしたほうが悩まなくて済むというもの(?)。ま、なんだかんだ言って、チャチャチャ アズールにグリジオ カンポボーロが似合いそうだというのが一番の理由だったりする(笑)。もちろん個人的な意見ね。

先日1年点検でお世話になったディーラーで購入。サービスのTさんから塗装面の傷防止のため付属の専用工具は使わずハッチの内張を剥がして裏から純正ゴムキャップを外すと良いですよと有難いレクチャーをいただき、帰宅し早速トライしてみる。その日は暑いこともあり純正ゴムキャップはかなり軟らかくなっていたので、4つのうち3つは裏から簡単に外すことができたのだが、1つはちょっと難儀して結局表から専用工具を使って外すことに。確かに少しばかり擦り傷が付くようだ。ま、取り付け前にナンバープレート周り全体を綺麗に磨くつもりだったから構わないけど。
下画像左側がハッチの内張を剥がし純正ゴムキャップを外したところ(四角い穴がそれ)。

そんなこんなでいよいよカラードットキャップを取り付け・・・うん、良いんじゃないでしょうか。

本当に個人的な意見だけど、ボディカラーに良くマッチしている。もっと早く交換すべきだったな・・・。ちょっと高価だけどね。

このカラードットキャップは硬質で塗装もしっかりしていてかなり丈夫そう。対候性・耐久性も問題ないように思われる。

2023年4月16日日曜日

14年になります

約4か月ぶりの投稿、約4年ぶりのディーラー訪問である(汗)。
今年の6月で丸14年を迎えるウチの500はこの4月、少し早めにディーラーでいくつかのパーツ交換と1年点検を受けた。入庫時の総走行距離97563km。

当方からのオーダーは・・・

・エラー表示の確認
昨年3月、4月、5月の各中旬に走行中・停車中関係なく突然「ピー」というアラームとともに“ESP unavailable see handbook” “Hill holder unavailable see handbook”が繰り返しディスプレーに表示され、以降エンジンを止めるまでメーター右下の丸と三角形にびっくりマークの警告灯が表示され続けるという状況が発生。このような警告が現れても走行には何ら問題はなく、ESPは再現のしようもないが、ヒルホールドは普通に効いていた。不思議なのは計ったように月一で現れ、エンジンをかけ直せば何事もなかったかのように平常に戻るというところである。さらに面白いのは昨年の5月を最後にこの警告は一切現れない。この件に関してはどうしてもテスターによる診断が必要になるのでディーラーに持ち込まなければならない(これが今回ディーラーで点検を受けることになった一番の理由)。つまり、いつもの整備工場さんにはフィアット車を診断できるテスターがない。なのでいつかはディーラーに行かねばと当時から思ってはいた・・・何と言うか一度足が遠のくと行き辛くなるんだよねw

・タイミングベルト類交換
前回の交換から約7年半、走行距離約53000km。2回目の交換となる。ま、ちょうど頃合いということでタイベル、ウォーターポンプ、テンショナーのお約束3点セット、もちろん冷却水も交換。あと、この1~2ヶ月ヘッドカバーからのオイル滲みが見られていたが、タイベル交換のときヘッドカバーを開けることから同時にガスケットを交換して対処していただくことに。

・ドライブベルトとテンショナー交換
前回の交換から約6年、走行距離約39000km。ドライブベルトは3回目、テンショナーは2回目の交換となる。ちょっと早い気もするが、タイベル交換時に外すものなので今回一緒に交換。

・ポーレンフィルター交換
前回反省しているようなことを書いておきながら、またもや4年ぶりの交換だよ(笑)。

・ブレーキフルード交換
前回の交換から約2年、走行距離約12000km。TUTELA TOP 4/S・・・久々の純正フルード。

・エンジンオイルとフィルター交換
前回の交換から約4ヶ月。フィルターは約1年ぶり。オイルはSELENIA K PURE ENERGY 5W-40・・・お~懐かしの純正オイル! 今回は超久々のディーラー訪問を記念して(?)純正オイルをお願いした。

てな感じで、1週間ほど預けて作業終了の連絡を受け500を受け取りにディーラーへ。上記パーツ類の交換作業も点検も滞りなく進んだようで、ホッと胸を撫で下ろす。あ、そうそう今回はタイベルを始め取り外したパーツたちを見せてもらうのを忘れてしまったのでそれらの画像はない。ごめんね...。でもって、個人的に特に気になる“ESP unavailable see handbook” “Hill holder unavailable see handbook”だが、アクセル、ブレーキペダル不一致エラーなるものが入っていたそうだ。これは何かというと、アクセルとブレーキを同時に踏んでしまったときに出るものだそうで、可能性として左足ブレーキを常用していることなどが挙げられるとのこと。確かに左ブレーキ、右アクセルだと同時に踏む可能性は高くなりそうだ。自分も大昔乗っていたAT車でやった記憶はあるけど、個人的に左足だと違和感があり、以降ずっと右足だけで操作している。ただ、自分の靴は横幅が広く、もしかしたら踏み変えるとき無意識に右足で一瞬“同時踏み”をしたことがあるかもしれない。ま、そうだとしても、昨年の3~5月の月一限定で表示されていたのは不思議だな。う~ん・・・少し様子を見るしかなさそう。で、今回のお代はコミコミで約17万円であった。

とにかく、諸々交換して1年点検の結果も異常がなかったことから、帰路は軽やかに回り道(笑)。少し暑かったのでエアコンをつけて走ったのだが、ドライブベルトやそのテンショナーが新品になったからかエアコンコンプレッサーあたりも気持ち静かになったようで本当に軽く感じる。さらにポーレンフィルターも新品になったからか車内も爽やかな空気に包まれて14年経つクルマとは思えない。これからもこのクルマにはこの調子で頑張ってもらいたいと思う春の昼下がりであった。

2022年12月25日日曜日

自宅でオイル交換

いつの間にか今年も12月に入り、オイル交換の時期がやって来たわけだが、今回はちょっと趣向を変えて(?)自分で上抜き交換してみることにした。自分で交換するなんて生まれて初めてのことであり、年甲斐もなくかなり緊張している(笑)。ま、この時期はオイルのみでフィルターは交換しないから下に潜る必要はなく、いつか自分でもやってみようと思っていたのは事実である。

ってことでオイルチェンジャー、オイルジョッキ、廃油パックを購入(オイルそのものは予め購入済み)。オイルチェンジャーはネットでもよく見かけるツールズアイランドのTH318という6リッター入る丸いやつ。オイルチェンジャー購入にあたって一番心配したのが先端ノズル(ディップスティック差込口からオイルパンまで入れる部分)の太さである。この製品は直径6mmとのことで、もしディップスティックの通り道にノズルよりも細い箇所があるとオイルパンまで入れることができなくなる。ちょっとした博打であるが、届いてすぐさまノズルを差し込んでみたらこの心配は杞憂に終わった。ウチの500のために作られたのかと言いたくなるぐらい(笑)途中で引っかかることもなくスルスルとオイルパンまで入っていった。なお、これは2009年式・1.2リッターでの話であり、他の年式、排気量のエンジンではどうなのかわからない。

さていよいよ交換となるわけだが、冷間時だとオイルが硬いので若干アイドリングをしてオイルを軟らかくする必要がある。取説には外気温20~30℃のとき2~3分アイドリングをして・・・みたいなことが書いてある。だが、最高気温が1ケタという今の季節だとアイドリングよりも少し走って温めたほうが早いと思い、近所を軽く流し帰宅後エンジンを止め数10分ほど冷ましてから、作業を始めることにした。走行直後ならオイルがむちゃ軟らかそうだが、熱々のオイルだとプラパーツで構成されている本製品では変形などの不具合が発生しそうなのでやめておいた。というか、取説にも走行直後は絶対に使用しないでと赤い文字で警告している。

で、やっと抜き取り作業。ノズルがオイルパンまで難なく挿入できるのは確認済みなので、安心してオイルパンの底部に当たるまで挿入。ノズルは金属製のチューブに硬めの被覆が施されている構造なので、オイルパン底部に当たる感触がつかみやすい。そして、シュコシュコとポンピングして透明のプラチューブに真っ黒なオイルが流れ出てくるのを確認。やはり温かいからかそれなりの速さで出てくる。数回のポンピングを繰り返し約10分経つとほぼほぼ抜けたのかジュルジュルジュルと飲み物がほとんどないのにストローで無理やり吸っているときのような状態になる。ノズルを動かしても変わらないので、これにて抜き取り作業は終了。

何リッターぐらい抜けたのか確認すると、2.2リッター程度か(1目盛り1リッターのようだが、精度は不明)・・・う~ん、、、前回5月の車検時に2.8リッターほど入れてもらっているが、上抜きだからか、喰って(消費して)いるのか・・・。ま、以前から喰ってはいたようなんだけどね。このエンジンの特性か経年かはわからないけど。

続いて新油の注入。入れるオイルはもちろんMotul 8100 X-clean gen2 5W-40。

オイルジョッキに入れ替えて1リッターずつ注入。2リッター入れたところで今度は0.数リッターずつチビチビと注入。大体2.7リッター入れたところでディップスティックで確認し1度エンジンをかける。1分ぐらいアイドリングして止める。再度ディップスティックで確認。

OKな感じなので後片付けに入る。抜いたオイルを廃油パックに流し込み、チェンジャーとジョッキは灯油で洗浄。その後再びエンジンをかけてちょっと近所を一回り。新油効果も手伝って気持ちよく帰路につく。

こんな感じで初めてのDIYオイル交換は滞りなく終了した(味を占めてしまいそうw)。あとはこのオイルチェンジャーがどの程度使えるのかということかな。ネットでは透明のプラチューブが裂けてきたとか、ノズルの被覆がささくれてきたとかといったレビューも散見される。手入れ次第なのかもしれないが、できるだけ長く持たせたいと思う製品である。自宅で簡単にオイル交換できてしまうのは本当にありがたい。

2022年12月1日木曜日

窓周辺のビビリ音・・・意外な対策と効果

ウチの500はいつのころからか稀に左ドア周辺でビビリ音が鳴り響くことがあった。このブログを隈なく見ていただいている方(そんな奇特な方はいらっしゃらないだろうけどw)ならご存じかと思うが、500のラベルではビビリ音をはじめとする異音、怪音の数々をアップしている。しかし、この左ドアの異音に関しては今まで触れたことがない。なぜなら、稀にしか聞こえない異音で放っておいたからだ。

この異音の発生条件は春や秋で暖かい昼間窓を開けて走行後、夕方気温が下がり窓を閉めて(全閉)走行すると聞こえることが多いもので、特にざらついた路面を走行しているときに顕著だ。本当にたまにだが、窓を開けなくても初っ端から鳴っていることもある。いずれも窓を半分以上開ければ聞こえなくなる。音の感じは上でビビリ音と書いたが、実際にはビビリ音とカタカタ音の中間ぐらいで結構耳障りな音である。ただ、条件がそろっていれば毎回発生するというものでもない。以上のことからわかるのは、季節(気温)が関係していて、窓ガラスそのもの、或いはガラス全閉時に密着する起毛仕上げの窓枠(ランチャンネル)辺りに原因がありそうだということ。なお、以前から水で濡らして固く絞ったウエスで起毛部を拭くぐらいのことはしていた。

だが、この秋は今までと違いざらついた路面でなくても走行中はほぼ常に音が発生している。ちょっと酷いので何か対策せざるを得なくなった。しかし対策するにしてもどうすれば良いのか・・・普通のゴムならともかく、起毛している素材にケミカルを塗り込むのも違う気がするし、窓ガラスの上端(起毛部と接触する部分)に何か貼り付けるのはもっと違う気がするし・・・。そこで同じような場所からの異音で悩んでいる人はいないか検索してみたら、起毛仕上げの窓枠で、季節・気温により音が出たりでなかったり、窓を開ければ音が消えるという全くもってウチの500と同じ条件で発生する異音について書かれているブログを複数発見した。車種はいずれも某ドイツ車だが、オーナーさんたちも試行錯誤されているようで、同じ悩みを抱える当方としては思わず頷いてしまう内容である。で、肝心の対策は洗剤で起毛部を洗浄。これで嘘みたいに音が消えるとのこと・・・こういう情報は有難い限りであるが、正直に思ったのは「え!? たったそれだけであの音が消えるの?」であった。しかし、ここは先人たちの言葉を信じウチの500でも洗浄してみることにした。

使うものは・・・家庭用の食器洗い洗剤を水で薄めたもの(洗剤濃いめ)、ウエス、内装剥がし(隙間にウエスを潜り込ませるため)、シリコンスパチュラ、である。

なお、問題の左ドアの窓枠は一足先に作業してしまい画像もない。なので今回は右ドアの窓枠での作業画像となる。
先ず霧吹きに入れた洗剤の水溶液をウエスにたっぷり浸み込ませ、起毛部を洗浄。

真っ黒な汚れがウエスに付着する。

ウエスが汚れなくなるまで繰り返し、水だけでびしょびしょにしたウエスですすぐ。ここは流水をかけたいところだが、ドアの内張にも水が容赦なくかかってしまうので、チマチマとウエスでやるしかない・・・のだが、スパチュラがあるのを思い出し、こいつで起毛部から洗剤を絞り出すように這わせたらあっという間に洗剤分(泡)が抜けていった。

隙間も内装剥がしを使って洗浄し終了。あとは乾燥させるだけだ。窓を開けて走らせれば短時間で乾くだろう。

さて、乾燥したところを見計らっていよいよ窓を閉めて走ってみる・・・うわ~本当だ、全く音がしなくなったよ。これは凄い。ざらついた路面でも段差でもビビらない。上で書いたように水で濡らして固く絞ったウエスで拭いたことはあったが、こんなことならもっと早く洗剤を使うべきだった。

しかしなんでこれだけであのビビリ音が消えたのだろう? 汚れを落としただけでなくしっかり洗浄&乾燥させたことにより起毛がフカフカになった・・・と言ったら大げさだが、風合いが戻った(触ればわかる)のが功を奏したのか? つまりほとんど手入れをしてない状態だと、起毛部に汚れが溜まりヘタり固くなってしまい窓ガラスと干渉し音を出す。一方、洗浄後は起毛が本来の軟らかさを取り戻しクッション性が復活、結果音が出なくなったってことかな。よくわからんけど・・・。ただのゴムだとキュッとかキーという音が出る可能性があるのでガラスと接触する部分を起毛仕上げにしたのだろうけど、それがこのようなビビリ音の原因になってしまうようだ。どちらも一長一短あるんだな。そうそう、某ドイツ車オーナーさん達の中には作業後2~3ヶ月でまた音が発生したという方もいらっしゃるようだ。ま、難しい作業ではないので、今後は定期的に洗浄していきたいと思う次第である。